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男のパスタ道

すっかり久々の投稿になりますが「これは、書いておこう !」と思う本に出会いました。

仕事柄、昼食は自分でつくることがほとんどなのですが、ペペロンチーノはその手間からも忙しい中で重宝する料理の一つです。
妻に褒められる程度の出来にはなりましたが、この本を手に取らずにはいられませんでした。

帯に「ペペロンチーノの解説だけで 1 冊かかりました」とある様に、おいしいペペロンチーノにたどりつくためだけの 238 ページ、一時期話題になった「ゆで汁に塩を入れないでパスタを茹でるとどうなるか」という記事を書いた土屋 敦 さんの著書になります。

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「ホーダー」という耳慣れない言葉が気になり、サブタイトル「捨てられない・片付けられない病」とのつながりも疑いつつ、読み始めました。

ナショナル ジオグラフィックが軽い書籍の出版をしたものだと思うくらいに、昨今はやりの断捨離の延長線程度に考えて手に取ったのですが、まったくそうではありませんでした。衝撃的だったと言っても良いです。
ちなみに断捨離には興味がありません。
僕が妻に不思議がられているものは 1988 年以来、優勝をする度に保管をしている新聞くらいでしょうか。Mac もそうかもしれませんが…。

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正月に読もうと考え、まとめて購入した中の一冊。
テレビゲーム、アニメ、世界名作劇場、マンガ、児童文学をひもとき、副題にある「なぜ成長を描かなくなったのか ?」という点を考察する、ひこ・田中 さんの著書です。

現在 34 歳である僕の子供の頃は人並みにテレビを見ていたとは思いますが、それよりも以前の内容も含まれています。
それでも要所は詳しく説明がされていますので、変遷が把握できるでしょう。

まず 1 章はテレビゲームについてですが、やはり僕らの遊びに関する感覚を変化させたものは通称ファミコン、ファミリー コンピューターでしょう。
小学校 1 年生の頃に発売、あっという間に普及しました。

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今回はコナミ日本シリーズ 2011 終了とともに退任した落合博満前監督著「采配」です。

落合 さんが監督に就任後は、30 年近く見続けている中日ドラゴンズの歴史の中でも間違いなく最強であった 8 年間でした。
以前の記事でも書きましたが「戦略が見える野球」「雑ではない野球」と感じていたこの期間、落合 さんがどう考えていたのかを知りたくて手に取りました。

ビジネス書としても通用する様に各項目に一般社会について言及している部分がありますが、野球を知らずとも読めば容易に自分のことに置き換えることができ、少々冗長な印象を受けましたので、ここでは指揮に直結しそうな部分のみを取り上げます。

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「レシピ」と「読了した書籍」がたまっているので、書かなくてはならないなと思いつつも、この 2 項目は自分のメモなのでなかなか進みません。
メモは自分がその時に分かる様に書いているので、ある程度他人を意識したブログにまとめ直すことによって、月日が流れても自分 “に” 分かりやすいものになります。

前置き (言い訳) が長くなりましたが、今回はニーチェ「道徳の系譜学」です。
昨年末に「善悪の彼岸」と「この人を見よ」を取りあげています (読了した書籍 (1) 〜ニーチェ) が、その後も思いだしては彼の著書をめくっています。
相変わらず、いつになれば自分の中に落とし込める様になるのかは分かりません。

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「動物たちの反乱 – 増えすぎるシカ、人里へ出るクマ」は、生態学、人類学を専門とする河合雅雄 さんと動物資源科学、ヒトと動物の関係学等を専門とする林良博 さんを中心として書かれた、人と野生生物の共生を考える書籍です。

古来から現在までの歴史や日本固有の食文化をひもときながら、欧米に浸透しているワイルドライフ・マネジメント (野生生物管理) の必要性を提唱しています。
データ重視の側面はあまり無く、歴史、経験、取材から導き出されていますので、読みものとして、何が起きているのかを知るには良いでしょう。
分かりやすいのですが、章ごとに著者が違うため若干散漫な印象があり、掘り下げるにはまた別の書籍が必要となりますので、その点に関しては書籍や文献の推薦があると良いと感じました。

生物多様性分野ではよく言われる持続可能な利用を目的とし、保全、管理を行うことがワイルドライフ・マネジメントですが、もともとは王侯貴族の楽しみであった狩猟からその考えが発展したとあります。

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COP10 生物多様性交流フェア (名古屋国際会議場)

2010 年 10 月 11 日から 3 週間、生物多様性条約第 10 回目締約国会議 (COP10) が愛知県内にて開催されました。
名古屋国際会議場付近で開催されていた COP10 生物多様性交流フェアに足を運んだこともあり、すべてがインターネットにて中継された本会議は食い入るように見ていました。
最終日の深夜にすべての議題が採択された際には、なんだか感動したことを覚えています。昨年、1 番上質なドラマだったのではないでしょうか。

「環境外交の舞台裏」はその COP10 の舞台裏を議長であった現環境大臣の松本龍 さんのインタビューを元に書かれたものです。

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ヘンリー・ペトロスキー著、忠平美幸 さん訳の「フォークの歯はなぜ四本になったか」は、実用品の進化論と副題にある様に、もの、道具の歴史をひもとき、いかに現代の形状に至ったかを実例を豊富に示しながら進行します。
著者 (Wikipedia) の専門は土木工学、失敗学ということで、デザインに関する定説「形は機能にしたがう (From Follows Function)」に対して、失敗学の見地から考察したものになります。

再発売された昨年の 1 月に購入したのですが、今ごろ…。
学生のころに読みましたが、理解した様なしていない様な具合でした。
ただ絶版後は高値にて取引されていましたので、確か「おっ」と思い購入したのですね。

自宅にあるフォークの歯が 1 本のみ鋭利なことに気がつき、思いだしての再読です。

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なかなかまとめるための時間を確保できなく、久々の「読了した書籍」です。
今回はランドール・ササキ さん著、水中考古学「沈没船が教える世界史」になります。
3 カ月ほど前に読み終えていたので、パラパラとめくりながら書きます。

本書は、まだ日本でなじみの薄い水中考古学の世界を一般的にわかりやすく紹介することを目指して執筆した。

こうある様にあまり専門用語を用いることなく、非常に分かりやすく、ワクワクとする一冊となっています。

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原題が「The Art of Choosing」ですので、科学とは言っても人文系の科学、もしくは行動学と言った方が正しいでしょうか。
題名と考えますと、常に選択に迫られているというよりも、僕らは選択しながら生活していますので、そういった点に着目すべきでしょう。

シーク教徒の両親の元に育った著者シーナ・アイエンガーがアメリカの公立学校に通ったことから「選択」ということが始まりますが、宗教に限って言えば日本人は逆の「選択」をたどる方が多いと思いますので、こういった点からもまず興味深いものがあります。

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