2011 年 1 月 5 日 に投稿されました。内容が現状と相違がある点等にご注意願います。
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最近に見た映画 (2) 〜「2012」「第 9 地区」

今日は地球とエイリアン滅亡の危機に関して (おかしな出だしになった)

2012

「紀元前 1 万年」は失笑という言葉以外に見つからなかったローランド・エメリッヒ監督の作品。
「デイ・アフター・トゥモロー」同様、この作品も環境、個々の資本力という点が目立つ。

突然、宇宙に飛び立ってしまうことがないこと、僕らがこういった自然現象を体験していないことでかろうじて「2012」という数字の意味を保っているだろうか。
前半も迫力はあるが、自動車免許と飛行機免許、運があれば大きな自然災害から逃げられる (もちろん主人公周りのみ) というありきたりな展開。

飛行機が飛び立つ瞬間は「インデペンデンス・デイ」を思い出さずにはいられない。
ただ、圧倒的な映像と後半の「箱舟」へ乗せる種の多様性の確保に必要なものが科学、資本力という部分は現代的で説得力がある。実際、こういうことになるだろうとも思う。
僕は前半の場面で亀裂に落ちるか、まったく出番がないかだろう。

話はそれるが、そもそも神がノアに箱舟を造らせた理由は解釈によっては乱暴。

6 主は地の上に人を造ったのを悔いて、心を痛め 7「わたしが創造した人を地のおもてからぬぐい去ろう。人も獣も、這うものも、空の鳥までも。わたしはこれを造ったことを悔いる」と言われた。
創世記 6 (旧約聖書 1955 年版)

第9地区

まず好んで見ることのない宇宙人 ? エイリアン ? 映画。
とても評判が良いので、だまされたと思って見た。

舞台は南アフリカ、突如やってきたエイリアンと共存後、専用居住区の第 10 地区に住まわせようとすることから始まる。
これはアパルトヘイト時代の 10 地区の政策を思わせるもの。少々強引な印象は否めないが、第 9 地区のギャングがナイジェリアのオビサンジョ等の風刺も効いている。

強じんなエイリアンではなく、人間に迫害されるというストーリーは新しい。
エイリアンの家に立ち退きの署名を求めて訪問する人間は今まで描かれたことがなかったのではないだろうか。
主人公の精神的な変容ぶりも見どころであると思う。
個人的には前半に新しさがある分、後半はただのドンドンパチパチの印象。
辺りが暗くないエイリアンの映像はあまり見ることがないと思うし、自然。

僕はエビ、シャコが好きではないので良いのだが、好きな方には要注意なエイリアンの容姿であると思う。

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