まず、チェレスタは打楽器に分類される。鍵盤楽器だとばかり思っていた。
チェレスタの独特の音色と響きの広さは、スピーカーとイヤホンを選ぶなとふと思ったので小澤征爾 さん指揮、ボストン交響楽団のバルトーク「組曲 [中国の不思議な役人]」を聴ながら書く。
最近は低音をつくるスピーカーへの興味が薄れてしまった。
僕が CD ラジカセを手に入れたころはサラウンド、重低音ばかりだったので、素直に良い音というものはこういうことなのだろうと思っていた。
稼ぐ様になって徐々にいろいろな音に触れる機会があるが、そこで一つ選択肢として挙がったものがボーズだった。刷りこまれたものが低音だったことは影響している。
気持ちの良い音づくりはしているので、これはこれで良いと思う。ただ、音が詰め込まれた感は非常にあった。「ギュッ」としている感じがする。
その後はパイオニアやヤマハ等を試したが、どのメーカーも選択次第では悪くはない。
気になり始めた最初、スピーカーをそう取っ換えするわけにもいかないので、まずは iPod を入手してイヤホンを選別する、自然な流れ。
いろいろなイヤホンを試したが、数年を経て現時点では Ultimate Ears SuperFi 5vi に落ち着いている。
いわゆる「ドンシャリ」が好きな方には評価は高くない。
音の表現は難しいのだが、TripleFi 10 よりもあっさりとした音、中高音域に特に良さがある。それぞれが上品に鳴っている感じ。
以前の投稿の下の方でも触れたが、今、気に入っているスピーカーが TIMEDOMAIN light。
本当は yoshii9 を欲しいのだが、そこまでは…、315,000 円。
TIMEDOMAIN light、音が耳にくっついてくると言うか、すぐそこで音が鳴っている様に感じられる。自然で気持ちが良い。
18,900 円、まずは試していただきたい製品。Mac の横に置くには少々高価かもしれないが、最近はほかのスピーカーの出番がないくらい。
チェレスタの話題はどこかにいってしまったが、僕がチェレスタの音を知ったきっかけはどこかの店頭で触れたヤマハ SY99 だった。
それまでチェレスタという楽器の存在を知らなかった。
僕がその後入手したものが SY35 だったのだが、別売りのカードに含まれていたチェレスタの音がとても良かったことを覚えている。
そういえば、あのころ僕が欲しかったキーボードは小田和正 さんが弾いていた KX88 だった。
やはり、ほぼチェレスタの話ではなかったとは思うが、こんな話。
「組曲 [中国の不思議な役人]」のチェレスタの役割は打楽器。