追記 (2013.03.21)
Nexus 7 にて改めて iCloud との連携を行ったので「Android での iCloud との連携とメールエイリアスの利用 [Nexus 7]」をお読みください。
iCloud のメールにはアカウント以外にメールエイリアスと呼ばれる 3 つのメールアドレスを取得可能な機能がある。
MobileMe の頃からこのエイリアスの 1 つを個人用の主なメール手段として使用していたのだが、念のため仕事用の INFOBAR A01 からも送受信が行える様、試す。
iPhone のメールではメール作成時にエイリアスを含め送信元メールアドレスの選択が可能だが、Android 標準のメールアプリではこれができない。
エイリアスの仕組み上、見えているメールボックスは同一なので送信元メールアドレスの変更さえ可能であれば良く、K-9 Mail という無料のアプリを使用することにした。
Android マーケットのスクリーンショットは英語表示だが、現在は日本語表示への対応がされている。
1. iCloud メールの送受信設定
K-9 Mail 起動後、電子メールセットアップ最初の画面にてアカウントのメールアドレス、パスワードを入力し [次へ] をタップする。
※エイリアスではログインができません
自動的に受信、送信メールサーバーの確認をするが、送信メールサーバーの部分で設定エラーが発生するので [詳細再編集] をタップする。
最初の画面に戻るので左下にある [手動設定] をタップし、受信メールサーバ設定は変更の必要はないので [次へ] をタップする。
送信メールサーバ設定では [SMTP サーバ] を smtp.mail.me.com [保護された接続] を TLS に変更をする。
Android 標準のメールでは SSL にて問題はないが、TLS を選択しなくてはならない原因は分からない。
変更後 [次へ] をタップし、最後に任意のアカウント名と送信者名を入力し終了。
2. メールエイリアスの利用設定
K-9 Mail でのメールエイリアスの使用は送信元メールアドレスの追加で可能になる。
アカウント一覧にて先ほど設定をした iCloud アカウントをしばらくタップする。
アカウントオプションメニューが表示されたら [アカウント設定] – [メール送信] – [差出人情報管理] にてメールエイリアスに関する情報を追加する。
MENU ボタンを押し [差出人情報の新規作成] をタップし、次の画面の [メールアドレス] にエイリアスのメールアドレスを入力する。
[差出人情報の説明] は任意のもの [名前] は送信者名を入力し、終了。
署名を差出人情報ごとに変更可能な点も良い。
3. メールの作成
以上の設定を完了することで、 iCloud アカウントのメールアドレス、エイリアスの選択が可能になっているはず。
メールの作成画面にて MENU ボタンを押し [その他] – [他のアカウントで送信] をタップし、送信者としたいメールアドレスを含む差出人情報を選択する。
カレンダー、連絡先は iCloud の良い部分を考えると、iPhone との整合性に関しては目をつぶらなくてはならない様だが、もともとの用途が違うので、現状では問題となることはない。今回の内容もそうだが…。
K-9 Mail は細かい部分に気が配られていて、Android で利用するすべてのメールアカウントの集約ができる非常に便利なアプリ。