当記事は 2011 年 10 月 6 日に投稿されました。内容が現状と相違がある点等にご注意願います。
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「Steve Jobs 1955 – 2011」きっと、彼の思想は残る

僕が最初に手に入れた Macintosh は Performa 5320、1996 年だった。
あのころはギル・アメリオ CEO のもと、Copland の失敗等で Apple は沈み掛けた舟だったし、Mac OS 9 までは再インストールが恒例行事だったが、仕事の都合もあり、その後も機種を変え、追加し、使い続けることになる。

PowerBook 5300、Power Mac G3、iMac、Power Mac G4、iBook G4、MacBook、MacBook Air、iMac、それに加え iPod mini、iPod、iPod touch、iPhone 3G、iPhone 4、iPad。
並べてみてもスティーブ・ジョブズの復帰後は実用的かつワクワクとさせる。
Power Mac G3 のころは PC を主に使用する様になっていた。

ビジネスウィーク 1997 年 7 月号で以下の様に発言をしている。

製品は最悪だ ! もはや魅力のかけらもない !
※発言は WIRED.jp より引用

そんな時にスティーブ・ジョブズが布をめくりあげて見せた iMac は価格競争にデザインという付加価値をもたらし、それまでとはまったく違ったものを見た様な気になった。
iPod や iPhone などはシンプルに見えたものが標準的な存在になり、操作を特に覚えることなく当然の動作となる、これは思想を体現したすばらしいデザイン。
Mac OS X 以降は安定した OS と新しいハードウエア、ソフトウエアを基盤にインフラ、流通にまで影響を及ぼしたことが、今の Apple の強さにつながったのだろう。

彼らはクレイジーと言われるが、私たちは天才だと思う。
自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが、本当に世界を変えているのだから。
“Think Different”
CM “Think Different” より抜粋

こうして、常に未来の一端を見せてくれた。
それを伝えるプレゼンテーションのすばらしさ、明確さは言うまでもない。
スティーブ・ジョブズのプレゼン手法はスティーブ・ジョブズのみができることに近いと「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン – 人々を惹きつける 18 の法則」を読んで思ったが…。

方向を間違えたり、やりすぎたりしないようにするには、まず「本当は重要ではない」1,000 のことに「ノー」と言う必要がある
ビジネスウィーク 2004 年 10 月 12 日

もう一つは Pixer。
スティーブ・ジョブズを知らなくとも、iTunes Store からダウンロードをした「カールじいさんの空飛ぶ家」DVD で見た「トイ・ストーリー」やたくさんの映画を 5 歳の子供が忘れることはないだろう。
僕が 1995 年に「トイ・ストーリー」を映画館で見た際には、ここにも未来の一端を感じた。

われわれの「トイ・ストーリー」は、50年前に米ウォルト・ディズニー社が「白雪姫」を公開し、アニメーションの歴史が始まったとき以来、最大の前進だと確信している
フォーチュン 1995 年 9 月 18 日号

子供は既に iPad で映画を見るし、Pixer は今後も映画をつくり続けるだろう。
そこにあった思想はきっと数世代に渡り何らかの形で残ると思う。

Apple I から始まる歴史がないとすると、今、何を使用して仕事をしていたのか、こんなことは考えたらキリがないが、そう考えてしまう。
少なくとも生活、行動様式、さまざまな部分に影響を受けたことは間違いない。
iMac で書きながら、iTunes で音楽を聴きながら、スティーブ・ジョブズが残してくれた思想と数々の製品に敬意を払い、ご冥福をお祈りします。

いつかはやってくる日だった。身近な方ではありませんが、すっかり寂しくなってしまった。

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