2 年ほど使い続けてきた SuperFi 5vi が根元の断線により、右側から音が聞こえなくなった。
断線に関して「あっ」という思い当たる節はあるだが、お世辞にもケーブルが丈夫というイヤホンではない。
実は試すのは 3 度目、1 つめは初期不良だったが、ほかの機種と比較をし、やはりその音が好きで並行輸入品の購入となった。
Ultimate Ears (アルティメット・イヤーズ、以下 UE) の製品は故障時、修理ではなく交換となる上に、保証期間が過ぎたものは対応がされない。
(ロジクールの日本語が通じないサポートセンターにも困ったもの…)
保証に関しては調べずに並行輸入品の購入だが、断線してしまったものは根元を自分で修理をしようと考えているので、うまくできれば 2 つになる。
最近の UE はハイエンドか、ローエンドの選択肢に移行しつつある様な雰囲気で、在庫があるうちに入手しておきたいものではあった。
同じデザインを採用している後継機種 600vi を考えていたのだが、試聴をすると SuperFi 5vi とは違うことが分かる。
これは SuperFi 5vi がバランスド・アーマチュア方式 (以下、BA 方式) であることに対して、トップファイア・アーマチュア方式であることが大きいだろう。
SuperFi 5vi はドンといった低音が好きな方には物足りないと思うが、硬めの低音が鳴る。
それに加えて音場は感じられると思う。
基本的にモニターイヤホンに近いものが好みなのだが、それでも 600vi は平ら過ぎる印象。平ら過ぎることもあるだろうか、音の位置がバラっとしていると感じがする。楽しむという部分とは違うのかもしれない。
今回の比較対象は 700、600vi、400vi とした。TripleFi 10 は自宅専用となっている、大きいので…。
SuperFi 5vi の音を求める方ならば 700 が近いでだろうが、ボーカルに少し奥まった印象を受けるかもしれない。
600vi に関しては前述の通りだが、400vi は良い。音漏れが気になるという声がある様だが、価格を考えても非常に良い音を鳴らすのではないか。
SuperFi 5vi にこだわらなければ、400vi というコストパフォーマンスの良い選択肢に至った可能性はある。フラットケーブルも好印象。
上の写真にあるケースは TripleFi 10 に付属しているものだが、SuperFi 5vi に付属のケースは以下の写真のもの。
vi という通話の部分に関して分かるのは SuperFi 5vi のみだが、タッチノイズを考えて耳の後ろに回す装着の仕方の場合は少々上の部分にマイクがあること以外、問題は一切ない。
そもそも 23 区外では相変わらず変な人という視線を感じることがあるので、あまり使用はしない。ほとんど使用しないということ、国分寺市民の僕は。
最近出回っているものは型番の最後に「r」が足されているものがある。初期よりも価格が安くなり、部分的に機能が削られているが、700r、400r では価格ほどの見劣りはないと言っても良いのではないだろうか。そこまでの耳を持ち合わせていないこともあるが…。
ここに挙げた製品は高中音域と硬めの低音に比重を求める方にお勧めする。ドンシャリとはまったく違う (TripleFi 10 は BA 方式だが、中音域を含め少し違う感じでしっかりと鳴る)
最後に、SuperFi 5vi の音が好きな方には、スピーカーの TIMEDOMAIN light は良いと思う。